業務内容

管路バイパスシステム SCPSuper Clean Pipingsytem

SCP

SCP構成ユニット

SCPとは、下水道の本管部分と各家庭に繋ぐ取り付け管部分を、同時にバイパス・管理することができ、真空の力で汚水を確実に搬送する真空制御システムです。

従来の家庭枡を使用しながら、安全に下水管の補修作業を行うことが可能です。

また、現状のライフラインへの影響を懸念することなく早期の工事着工ができるため、よりスムーズなライフライン回復が期待できます。

特徴

  • 汚水槽の吸引装置の取付が簡単である
  • 真空装置による吸引・排水が低騒音である
  • 汚水槽、配管、装置から悪臭が出ない
  • 携帯電話回線による遠隔での情報入手ができる

構成

SCP構成イメージ

  • 家庭枡からの吸引は真空吸引のため、吸引から排水までは閉ざされた管路内を流れます。
    それにより、汚水の漏れ悪臭を吸い込んで排水する、環境に優しい装置です。
  • 各家庭枡からの吸引は、全て自動差圧吸引の為、電源ケーブルは不要です。
    吸引開始時、差圧発生でバルブが開放されて吸引し、差圧が無くなるとバルブが
    閉まるため、ランダム吸引が可能になります。
    全家庭枡からの同時吸引も可能となり、吸引量の差の影響も受けません。
  • 電話回線を使用した装置監視システムにより、人件費を含めたコスト低減が可能となります。
  • 設置方法が単純で、装置もコンパクトです。吸引長さ、吸引量、低騒音も改善された本装置の可能性は 緊急工事対応装置から、老齢化した都市部のインフラ整備の工事にまで様々な用途への対応が可能です。

SCP構成概略図

施工例と用途

コンパクトなSCP装置

メインライン(上流からの流れ)の接続口も装備し、コンパクトな大きさとなっています。

ハウスチャンバー汚水吸引装置

汚水蓋ユニットを汚水槽に取付けるだけの簡単な作業です。吸い上げポンプ、電源ケーブルの引きまわしは必要ありません。

バルーンストッパー

止水装置は軽量でシンプルな形状なので、狭いマンホール内でも簡単に取付けることが可能です。

携帯電話回線で装置情報入手

NTTドコモの通信サービス「FOMA」を使用して、止水装置の情報をリアルタイムで受信することが可能です。

運転状況のサポート表示

ポンプの運転時間から、ハウスチャンバーの設置、計測結果状況を把握し最適な運用を行うことが可能です。

故障履歴の記録

故障履歴の解析から事前対策を行い、効率の良い最適な運用が可能です。

装置仕様

装置構成1)シンクタンク1台 (吸引タンク、真空吸引装置付き)
2)ハウスチャンバー10セット(汚水蓋ユニット付き)
装置ポイント1)ユニット自動差圧吸引式(特別な設定は不要)
2)設置(シンクタンク)現場環境に条件設定無し
3)ハウスチャンバー(H.C)無電源システムの為ケーブル不要
4)監視常時稼働状況無人監視、状況は電話通信回線で確認可能 (※一部機能はオプション仕様)

諸元

適用管径φ50~φ200mm
バイパス方式F・Mラインポンプ吸引圧送方式
R・Mラインポンプ圧送方式
H・Cライン真空吸引方式
バイパス距離200M(MAX)
シンクタンクユニット寸法(長さ×幅×高さ)2100x1200x1350mm
重量1500kg
吸引量(最大距離時)0.5m^3/min(MAX200M)
排出方式(モータ容量)自動排出方式(5.5KW)
制御方式(F,M,L)液面センサ、タイマ併用
(H,C,L)差圧方式(無電源制御)
自動通報装置常時監視、送受信無線システム
騒音通常60.0dB(周囲7m、60Hz)
深夜モード50.0dB(周囲7m、30Hz)
ハウスチャンバー(H,C)無制御差圧真空吸引方式
寸法400mm300x400mm
重量20kg
セールスポイント1、特殊な設置条件が無いので、短時間設置作業が可能。
2、携帯電話回線を使用する為専用ケーブル不要。
  通信トラブル要因が少ない。
3、吸引機能が此処に独立している為、同時吸引可能。
  (ハウスチャンバーの吸引の制御不要)
4、家庭枡蓋と同型のため臭気漏れ無し
5、装置稼働時、常駐の専従管理者は不要。
6、稼動状況が常時電話回線で受信対応。